英NGO「グローヴァル・ウィットゥネス」は4月20日、昨年殺害された環境活動家および土地闘争活動家の数が最も多かったのはブラジルで、先住民4人を含む29人が殺された、と発表した。
2位はコロンビアで25人、3位は比国15人、4位はオンドゥーラス12人、5位はペルー9人だった。
大土地所有制度が存続し、新興地主らによる土地奪取が盛んなブラジルでは、正当な土地所有権獲得を目指す「土地無き者の運動」(MST)が長らく続いている。
また、アマゾニア(アマゾン川流域)で森林乱伐を恣にしている成金地主や木材業者らと先住民らとの間で対立抗争が続いている。
犠牲者は、権力と結びつくことの多い地主や業者の殺し屋から殺される場合がほとんどだ。