2012年8月22日水曜日

パラグアイが次期大統領選挙日程発表

▼▼▼パラグアイ選挙最高裁判所は8月21日、次期大統領選挙を来年4月21日に実施する、と発表した。登録有権者は350万人。副大統領、国会上下両院議員、南部共同市場(メルコスール)議会議員の選挙も併せて実施される。新大統領は8月15日就任する。任期は5年。

▼保守・右翼が多数派のパラグアイ国会は6月、穏健左翼のフェルナンド・ルーゴ大統領を弾劾、追放し、副大統領だった保守派のフェデリコ・フランコを暫定大統領に据えた。これを「国会クーデター」と捉えたメルコスールおよび南米諸国連合(ウナスール)は、パラグイアの加盟資格を次期大統領選挙実施後まで停止とした。

▼各政党は12月9日から1月20日の間に党内選挙などを通じて候補者を決め、12月10日から2月15日の間に出馬登録をする。

▼ルーゴ前大統領もフランコも、大統領選挙には出馬しないと表明している。

▼一方、ルーゴ支持派の左翼諸党の連合体「グアスー戦線」は21日、「即時民主化」を訴えた。同戦線は、6月の政変後、暫定政権を認めない公務員1500人が解職された、と現政権を非難した。