2012年10月18日木曜日

シモン・ボリーバル弦楽四重奏団を聴く


☆★☆ベネズエラ文化週間の公演のため来日中の「シモン・ボリーバル弦楽四重奏団」の演奏を10月17日、東京・四谷の紀尾井ホールで聴いた。

☆演目は、アルヘンティーナ人アルベルト・ヒナステーラ作曲「弦楽四重奏曲第1番」、ショスタコーヴィッチ作曲「弦楽四重奏曲第8番」、ベネズエラ人ゴンサロ・カステジャーノス作曲「弦楽四重奏曲」、ドヴォルザーク作曲「弦楽四重奏曲第12番へ長調」Op96「アメリカ」。それにアンコールの3曲。2時間ちょうどの演奏だった。

☆ホールには、ベネズエラの石川成幸駐日大使夫妻、ラ米の駐日大使たち、日本の元ラ米駐在大使らがそろい、「チャベス4選」などが話題となっていた。

☆演奏したヴァイオリン2人、ヴィオラとチェロの各1人の若い男性4人は、ベネズエラの青少年管弦楽団「エル・システマ」で育まれ鍛えられた。歯切れよく力強い奏法が印象的だった。

☆日本のNGOピースボートは、エル・システマに楽器を送る運動を展開してきた。弦楽器、管楽器、打楽器、楽器ケース、弓、弦などを日本で集め、ピースボートの大型旅客船でカラカスの外港ラ・グアイラに運んでいる。

☆楽器提供についての問い合わせは、電話03-3363-7561。