2012年9月10日月曜日

AMLOがPRD離党し新党結成へ

★☆★7月1日のメキシコ大統領選挙で得票2位に終わったアンデレス=マヌエル・ロペス=オブラドール(AMLO=アムロ)元メキシコ市長は9月9日、同市中心部の憲法広場(ソカロ)で10万人集会を開き、23年間所属していた民主革命党(PRD)を離党することを明らかにした。

☆当面は、自身が率いる「国家改新運動(MORENA=モレーナ)」を通じて活動する。12日から全国各地で会合を開き,MORENAの政党化について話し合う。11月20日のメキシコ革命記念日までに結論を出すことにしている。

☆AMLOは「PRDと決裂したわけではない」と述べた。PRDも「AMLO同志に挨拶を送る」と表明した。

☆一方、政治評論家らは、「AMLOの分派行動であり、PRDおよび左翼陣営はさらに分裂し弱体化する」と指摘し、穏健左翼の指導者マルセロ・エブラルド現メキシコ市長(PRD)がどう動くかに注目したい、としている。
 
☆AMLOは2006年の大統領選挙でも、事実上勝利しながら、開票の不正工作で勝利を奪われた。PRD候補として連続2回、政権到達が叶わなかったわけであり、離党に踏み切った。