▼▼▼エクアドール(赤道国=略号「赤」)と英国の外相は、ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジ氏の亡命問題をめぐり9月27日NYのホテルで30分会談した。だがリカルド・パティーニョ赤外相が、アサンジ亡命のための安導権授与を求めたのに対し、ウィリアム・ヘイグ英外相は、亡命を認めず、アサンジの身柄をスウェーデンに引渡すとの決定も変えず、会談は物別れに終わった。
▼だが両外相ともに「会談は友好的だった」と表明しており、数週間内に再度会談する可能性が残されている。
▼赤外相は、ロンドンの赤国大使館での滞在が長引いているアサンジの健康が変調を来たしつつある、と懸念を伝えたという。
▼一方、アサンジは27日国連で赤側が設定したビデオ会見場で、「米政府はウィキリークス追及をそろそろやめるべきだ」、「米国は私を<国家の敵>と宣言したが、馬鹿げている」、「英・スウェーデン両国は、私を米国に引渡さないという保証をすべきだ」と訴えた。
▼ロンドンに本部のあるアムネスティー・インターナショナル(AI)も27日、スウェーデンに対し、「アサンジの身柄を米国に引渡さないという保証をすべきだ」と呼び掛けた。