ペルーのエル・コメルシオ紙は6月28日、来年4月の大統領選挙に出馬する候補予定者の支持率調査結果を報じた。アルベルト・フジモリ元大統領の長女で元国会議員のケイコ・フジモリ(「人民勢力」党首)が33%で依然首位にある。
ケイコの支持率を国内地域別に見ると、東部(アマソニア)で42%、北部(エクアドール国境までの海岸およびアンデス山岳地帯)で39%と高い。首都リマと中部は、それぞれ34%。だがチレ国境までの南部では18%と低い。
2位は、元経済相のペドロ=パブロ・クチンスキ(PPK)で15%。リマ22%、中部および南部各15%、東部9%、北部8%だった。
3位以下は前大統領アラン・ガルシア7%、元大統領アレハンドロ・トレード5%など。現時点での浮動票である未定は22%。
決選投票にKEIKOとPPKが進出し、多数派工作に成功した方が勝つという、従来の形が繰り返されそうな気配が濃厚だ。