ラ米・カリブ諸国共同体(CELAC、33カ国)と欧州連合(EU、28カ国)の第2回首脳会議が6月10日ブリュッセルで開会した。
CELACの輪番制議長国エクアドールのラファエル・コレア大統領は会議冒頭で、オバーマ米政権のベネスエラに対する締め付け政策を糾弾、取り下げるよう求め、EU側に賛同するよう訴えた。会議は11日閉会する。
コレアはまた、今会議の主要議題として、極貧・不平等対策、教育・科学・技術促進、環境・気候変動対策、開発融資、CELAC・EUブロック強化を挙げた。
同大統領はベネスエラ問題のほか、クーバ情勢、コロンビア和平、亜国対外債務返済問題などに触れた。
クーバのミゲル・ディアスカネル第一副議長は、対米国交正常化合意が成った後も厳しい経済封鎖が続いているとして、EU諸国に封鎖解除を米国に働きかけるよう要請した。
クーバのパリクラブへの債務は150億ドルにのぼるが、玖・EU関係正常化交渉は進展しつつあり、同クラブの欧州メンバー、非欧州メンバーとの関係も改善されつつある。