ベネスエラのオンブズマン、タレク・サアブ氏は6月25日、反政府勢力が昨年2~5月決行した一連の街頭暴動事件(グアリンバ)は人権を蹂躙し、人権犯罪に該当する、と見解を明らかにした。
事件では、市民、治安部隊要員ら計43人が命を落とした。負傷者は800人にのぼる。
同オンブズマンは、一連の事件は政治的、武闘的な行動だったと指摘。外国政治家らの介入を求めるなどした反政府キャンペーン報道を打ったメディアについても、暴力を決行した側に味方していたとし、暴力事件の犠牲者にはほとんど関心を払わなかった、と批判した。