エクアドールのラファエル・コレア大統領は6月15日、連日反対運動が起きている相続税改正法案を一定期間取り下げる、と発表した。
大統領は、改正法が中産層と貧困層に打撃となる可能性が明らかになれば法案を廃止する、とも述べた。
反対運動は反コレア運動でもあり、コレア辞任を求める声がデモ隊の合言葉のようになっている。これと関連し大統領は反対勢力に対し、暴力的な街頭行動を止め対話に応じよと呼び掛けるとともに、反対派は署名を集め、憲法規定にある大統領罷免の是非を問う国民投票実施にこぎつければいい、と強調した。
コレアは、国民投票になれば「1000回もやっつけてやる」と付け加えた。