ウルグアイ国会上院は6月18日、クーバへの債権3150万ドルを帳消しにする法案を可決した。両国は1986年、ラ米統合機構(ALADI)の中央銀行間融資の取り決めに沿って融資契約を結んだが、クーバ側の債務が膨らんでいた。
上院審議では、クーバが2007~11年、ウルグアイで白内障などを治療する「奇蹟作戦」を展開、延べ13万人を診察し、5万人の視力を回復させた業績への配慮と評価が目立った。
同「作戦」はベネスエラが資金、クーバが眼科医をそれぞれ提供するもので、診断や手術は無料で実施された。