米国務省は6月1日、米州担当国務次官補ロベルタ・ジェイコブソンを次期メヒコ駐在大使に任命した、と発表した。ジェイコブソンは、対クーバ国交正常化交渉の米側首席代表を務めてきた。
玖米両国の大使館相互再開は来週、それも9~12日の間になるとの観測が強まっている。ジェイコブソンは米議会の承認を待ちつつ、大使館開館にこぎつけてからメヒコに赴任する模様だ。
メヒコ政府は、ジェイコブソンが過去に国務省でメヒコ担当、北米自由貿易協定(TLCAN/NAFTA)担当でもあったことから、既に歓迎の意を表明している。だがクーバ政府には意外感が漂っている、と伝えられる。
米政府は1日、共和党玖系下院議員マリオ・ディアスバラルトが提出した、都市運輸法案が成立した場合、拒否権を行使すると言明した。
この法案には、民間航空機の対玖乗り入れを規制するなどの条項を含んでいる。対玖自由渡航解禁を含む経済封鎖緩和と将来的な撤廃を目指すオバーマ政権としては認められないわけだ。
一方、ハバナで2日、米プロサッカーチームNYコスモスとクーバ代表チームが親善試合をし、4対1でコスモスが圧勝した。