オンドゥーラスのマヌエル・セラヤ大統領が、オバーマ米政府の了解の下、右翼・保守勢力と軍部がつるんだクーデターで追放された2009年6月28日の政変から丸6年が経った。
この日、首都テグシガルパでは、セラヤ派市民数万人が反政府抗議行動を展開した。
セラヤは08年、当時のベネスエラ大統領ウーゴ・チャベスが率いていた米州ボリバリアーナ同盟(ALBA)に加盟した。これを機に右翼・保守が米国と連携しセラヤ追い落とし工作を開始、それがクーデターとなった。
一昨年の大統領選挙では、セラヤ夫人シオマラ・カストロの勝利があいまいな形で葬られた。オンドゥーラスは中米で最も保守的な封建国家に留まっている。