クーバのラウール・カストロ国家評議会議長は5月12日、対米国交正常化交渉は進展しつつあり、29日に「テロリズム支援国家指定国名簿」からクーバが削除されるため、駐米大使を任命することになろう、と語った。
米国務省はこれを受けて、大使級外交関係開始に期限は設けられておらず、引き続き交渉していく、と述べた。
ワシントンの玖利益代表部のホセ=ラモーン・カバーニャス代表は12日、米ラ・フロリーダ銀行と取引について交渉中と明かにした。クーバの在米公館用口座開設が目的。
フランソワ・オランド仏大統領は11~12日、同国大統領として初訪玖し、11日、フィデル・カストロ前議長とその私邸で40分間会談した。その後、ラウール議長と会談した。
オランドはまたハバナ大学で講演し、フランスは常に米国による対玖経済封鎖解除に賛成してきたと前置きし、経済封鎖が第三国にまで影響を及ぼすことに苛立ってきた、と強調した。
大統領に同行した仏CMA-CGM社は、玖側との合弁で、マリエル経済特区に倉庫・冷凍庫設備を建設・管理する契約を結んだ。
米大統領政庁ホワイトハウスの広報官は11日、バラク・オバーマ大統領が任期の切れる2017年1月20日前、おそらく2016年に訪玖する可能性があると述べた。
ラウールは訪露後の10日ローマでフランシスコ法王と会談。会談後、法王がフランシスコ法王のような人であるならば私は教会で礼拝するのを厭わない、と述べた。
法王は9月19~22日ハバナ、オルギン、サンティアゴ、聖母コブレ教会(サンティアゴ郊外)を訪問し、米国に向かう。法王は米玖国交正常化交渉を支えた功労者だ。
米植民地プエルト・リコの首都サンフアンとドミニカ共和国の首都サントドミンゴを結ぶフェリー運営会社は6日、クーバ便を就航させる認可を得たと明らかにした。年末から来年初めにかけて運航を開始するという。
クーバの人民権力市会は13日、全国168市で新しい議会となった。4月の選挙で計1万2589人の新議員が決まっていた。