2015年5月29日金曜日

ブラジル下院が大統領再選を禁止する改憲法案を可決

 ブラジル国会下院は5月27日、大統領、州知事、市長の再選を禁止する改憲案を賛成452、反対19、棄権1で可決した。

下院は次いで、これらの職位の任期を現行の4年から、一回限りの5年とする改憲案、18~70歳の有権者に対する義務投票制を廃止する改憲案などを採決する。

 それらが済むと、改憲案は上院に回される。

 大統領らの再選は、90年代に政権党だったブラジル民主社会党(PSDB)の発案で憲法に盛り込まれた。

 今回の改憲が成れば、去年連続再選されたヂウマ・ルセフ現大統領(労働者党=PT)が最後の再選大統領となる。