ベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領は5月27日、ミラフローレス政庁で、ロシア国営石油ロスネフチのイゴル・セチン社長と会談し、ベネスエラ原油の増産計画への投資協力で合意した。
ベネスエラ国営石油会社PDVSA(ペデベサ)とロスネフチ社は、向こう数年間にオリノコ油田を含む油田とガス田に140億ドルを投下する。
一方、デルシー・ロドリゲス外相は27日モスクワで、セルゲイ・ラブロフ露外相と会談した。双方は、メディア宣伝、経済、金融面での「非通常型戦争」を仕掛けられているとして、防衛協力で合意した。
米政府はこのほど、国務省顧問トーマス・シャノンをベネスエラとの関係改善の対話役に任命したが、ロドリゲス外相は25日、好ましいと表明した。シャンンは今年2回カラカスを訪れ、マドゥーロ大統領、ロドリゲス外相と会談している。
マドゥーロは20日、コロンビア和平交渉への米政府参与バーナード・アロンソンとカラカスで会談し、そこからシャノン人事が浮かび上がったもよう。