ヂウマ・ルセフ伯大統領とウルグアイのタバレー・バスケス大統領は5月21日ブラジリアで会談し、両国が加盟する南部共同市場(メルコスール)が域外諸国・地域との自由貿易協定(TLC)を結びやすくなるようにするためメルコスール条約規定を改正する必要があるという認識で一致した。
両国はアルヘンティーナとベネスエラに改正を働き掛けてゆく。残る加盟国パラグアイは改正を以前から主張してきた。
ブラジルは従来、域外とのTLC締結には慎重だったが、経済不況を受けて政策を転換した。
伯、ウルグアイ、パラグアイ3国は当面、欧州連合(EU)とTLCを結びたい考えだが、亜国とベネスエラを説得しなければならない。