クーバを訪問した米民主党議員団の団長トーマス・ウダル上院議員は5月27日ハバナで、数週間以内に国交正常化(大使館開設)が成る、との見通しを明らかにした。
また、米議会内には対玖経済封鎖解除に賛成する超党派の合意が形成されつつあり、少なくとも米市民の対玖自由渡航を認めるためなど部分的な封鎖解除が期待されると述べた。
26日ハバナ入りしたエル・サルバドールのサルバドール・サンチェス=セレーン大統領は27日、ラウール・カストロ議長と会談した。クーバとベネスエラが組み、白内障、緑内障など目の病気を治す「奇蹟のミシオン」計画をエル・サルバドールでも実施することが決まった。
一方、ハバナで行われているコロンビア和平交渉の後見国クーバおよびノルウェーは27日、交渉が進展しているさなかのコロンビアでの戦闘激化は嘆かわしい、と憂慮を表明した。
最近の政府軍による空爆で、ゲリラ組織コロンビア革命軍(FARC)側のハバナ交渉代表の一人も死亡している。