コロンビア政府とゲリラ・コロンビア革命軍(FARC)は2012年以来ハバナで和平交渉を続けてきた。現在は33回目の会合だが、3月7日、画期的な成果が生まれた。
双方は、地雷原撤去で協働することで合意した。FARCの地雷敷設担当者が丸腰・私服姿で、政府軍およびノルウェーの地雷撤去の専門家と共に活動することになった。いつ、どこから、など細部は公表されていない。
政府は、地雷撤去に参加するFARC要員の逮捕状執行を棚上げする。
FARCは2月には、17歳未満の少年少女をゲリラ要員にしないことを決めている。
1990年以来コロンビアで、対人地雷により1万1000人余りが死傷している。地雷撤去が完了するのは2025年と想定されている。それが済んだ地域から、国内避難民やFARC復員者が帰郷することになる。