2015年3月2日月曜日

ウルグアイのタバレー・バスケス大統領が就任

 ウルグアイのタバレー・バスケス大統領(75)が3月1日就任した。モンテビデオ中心部の独立広場で、大群衆を前にホセ・ムヒーカ前大統領から大統領の襷を受け取り、国会での就任演説に臨んだ。任期は5年。

 演説では、教育、保健、住宅の拡充を重点政策とすることを強調した。

 就任式には、ブラジル、パラグアイ、チレ、ペルー、エクアドールの大統領、ラウール・カストロ玖国家評議会議長、ジョセフ・バイデン米副大統領、フアン=カルロス西前国王らが出席した。

 出席が予定されていたベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領は、国内情勢を理由に欠席した。マドゥーロは既に電話でバスケスを祝福し、欠席する旨を伝えていた。

 バスケスは腫瘍学の専門家。2005~10年、第一期政権を務め、今回は2期目。憲法広場と国会の間は、ラウール・センディッチ副大統領と共に、1951年型フォードソン小型トラックで移動した。

 クーバ議長の出席は最大の関心を集めた。その出席は、対米国交正常化交渉の過程にあるクーバにとり、ラ米との連帯が従来に増して重要になったという認識を示している。