ラ米歴訪中のセルゲイ・ラヴロフ露外相は3月26日、最後の訪問国グアテマラで中米諸国外相と会合し、中米との関係を強化したいと述べ、中米統合機構(SICA)のブザーバー国になる意思を表明した。
共同声明で中米側は、ロシアを中米経済統合銀行(BCIE)の域外加盟国になるよう要請した。
ラヴロフは、ニカラグアにある露支援による対テロ・麻薬取引機能育成所を中米全諸国を対象とする機関に変えたいと表明した。
露外相は24日からクーバ、コロンビア、ニカラグアを歴訪した。各訪問先で米国のベネスエラ介入政策を非難した。
グアテマラでは、米欧が呼び掛けたウクライナをめぐる対露制裁に中米が加わらなかったことに謝意を表した。