米州諸国機構(OEA)は3月18日、ワシントンの本部で外相会議を開き、次期事務総長に、ムヒーカ前ウルグアイ政権の外相だったルイス・アルマグロ(51)を選出した。
5月26日、2期10年務めてきた現事務総長ホセミゲル・インスルサ(元チレ外相)に代わって就任する。
アルマグロは、加盟34カ国の秘密投票で、賛成33、棄権1で当選した。他に候補はいなかった。副事務総長にはベリーズのネストル・メンデスが選ばれた。
アルマグロは当選後の挨拶で、米州で唯一OEAに加盟していないクーバの復帰に尽力すると述べた。クーバは米国の圧力で1962年追放された。
今世紀になってから、その追放決議は破棄されたが、クーバは復帰していない。だが、パナマで4月開かれるOEAの第7回米州首脳会議には、初めて招かれてラウール・カストロ議長が出席を予定している。