ベネスエラ外務省は3月29日、第7回米州首脳会議に臨むALBA(米州ボリバリアーナ同盟)の立場を公表した。
先にカラカスで開かれたALBA臨時首脳会議で決まったもので、米政府の内政干渉に直面しているベネスエラ政府を支持し連帯することを謳っている。
また2009年にALBAが署名した「クマナー宣言」を踏まえて、LAC(ラ米・カリブ)と北米(米国)との新しい関係を、政治体制を自由に選ぶ原則に立って構築することを、ALBAは米国に呼び掛ける。
新しい関係構築に際し、ALBAは「LAC平和地域宣言」に基づき、米国に「非軍事」を求めていく。
この米州首脳会議は4月10~11日パナマで開かれる。米州諸国機構(OEA)加盟34カ国と、非加盟のクーバの首脳が一堂に会す。
ラウール・カストロ玖国家評議会議長は、開催国パナマに招かれ、初めて出席する。
会議では、ラ米での覇権復活を狙うバラク・オバーマ米大統領、対米国交正常化を慎重に進めるラウール議長、米国から圧力を受けているベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領の言動が注目される。