メヒコ放送ジャーナリズム界で長年指導的役割を果たしたハコボ・サブロドフスキ(87)が7月2日、メヒコ市内の病院で脳内出血により死去した。
長年、TV放送テレビサのニュース番組キャスターとして活動。批判的言論を許さなかった制度的革命党(PRI)の長期政権下で、政権を支える報道を担った。
このため保守や右翼から支持され、進歩主義者や左翼から批判されていた。ポーランド系ユダヤ人移民の二世だった。
1959年1月8日、クーバ革命戦争に勝利したフィデル・カストロのハバナ入城を中継取材したことなど、数多くの現場取材や要人インタビューで知られた。1972年に当時のルイス・エチェベリーア墨大統領が来日した際、佐藤栄作首相にインタビューしている。