2015年7月21日火曜日

NGOピ-スボートが米・キューバ国交再開で勉強会

 NGOピースボート(PB)は7月21日、東京・高田馬場の本部で、国際情勢勉強会を開き、昨日再開されたクーバと米国の国交をテーマに話し合った。講師は伊高浩昭が務めた。この主題でなされた最も早い会合の中のひとつになったはずだ。

 PBは年3回、世界一周航海、年2回、近海短期航海を、旅行代理店ジャパン・グレイス(JG)と組み、豪華客船オーシャンドゥリーム号を使って実施している。昨年12月17日、両国間で発表された国交正常化合意以後、PBは世界一周の過程で初めてニューヨークからバハマを経てクーバに寄港する大西洋・カリブ航路を企画した。

 かつて「幻の航路」、「夢の航路」などと形容されていた米玖を繋ぐ航路が可能になったのだ。来年半ば以降の第92回航海で実現する見通しだが、実現すれば、現代世界周遊旅客船航海史上、画期的なことになる。

 勉強会には、8月下旬に横浜を出航する第88回世界一周船に乗る要員を含むPB、JG職員ら約60人が参加した。極めて活発、かつ多角的な質疑応答がなされた。