2016年9月11日日曜日

エクアドル、コロンビア、コスタ・リカが経済水域境界線を画定

 ラ米太平洋岸のエクアドール(赤道国)、コロンビア、コスタ・リカ(CR)3国は9月9日、エクアドール領ガラーパゴス諸島サンタクルース島プエルト・アヨーラで首脳会合を開き、3国経済水域境界を最終的に画定する文書を交換した。

 特に赤道国ガラーパゴス諸島とCRのココ諸島の周辺の経済水域の画定が懸案だった。31年越しの交渉がようやく実った。

 会合にはラファエル・コレア赤大統領、コロンビアのJMサントス大統領、CRのLGソリース大統領が出席した。

★クーバ短信  ブルーノ・ロドリゲス玖外相は9月9日ハバナで記者会見し、1962年に当時のケネディ米政権が発動した対玖経済封鎖による玖側の累積損害は7536億8800万ドルに達する、と発表した。2015年4月~16年3月の1年間では、46億8000万ドル。

 外相は、バラク・オバーマ米大統領は、14年12月の対玖国交正常化合意発表時に、経済封鎖を効果のない過去の遺物と指摘しながら、21か月経った今も解除されていない、と指摘した。

 国連総会で恒例となっている経済封鎖撤廃決議案採決は今年は10月26日実施される。クーバ政府は毎年この時期になると、経済封鎖問題を外交の中心に置いて活動を活発化させる。