ニカラグア外務省は6月24日、今年末に着工予定の「ニカラグア両洋間大運河」の建設ルートを来週公表する、と発表した。候補ルートは、太平洋岸からニカラグア湖を経てカリブ海岸に向かう4通りのルートがある。
総工費は400億ドルで、同国政府は、建設ルートを決めることで、国際社会に投資を呼び掛けることにしている。建設計画の中心には、中国系企業がある。
ニカラグア運河は、パナマ運河(79km)の3倍以上と長い。だが、拡張後のパナマ運河をも通航できない超大型船も通航可能となる。
一方、世界銀行は26日、ニカラグアの今年の経済成長予測率を4・5%と公表した。来年以降は、米国経済の動向や、ベネズエラからの巨額援助の有無が成長に影響を及ぼすと見られている。