エクアドールの首都キトで9月21日、ベネスエラのニコラース・マドゥーロ、コロンビアのフアン=マヌエル・サントスの両大統領が国境問題解決のため会談することが決まった。
会談には、南米諸国連合(ウナスール)輪番制議長のウルグアイ大統領タバレー・バスケス、ラ米・カリブ諸国共同体(CELAC)輪番制議長のエクアドール大統領ラファエル・コレアも同席する。
当初バスケスがモンテビデオでの会談を提案、いったんまとまりかけたが決裂。次いでコレアが呼び掛け、開催が決まった。キト郊外の「世界の中央」赤道碑の近くにウナスール本部がある。
国連人道問題連絡事務所によると、8月19日以来、ベネスエラ在住コロンビア人1482人がコロンビアに追放され、他の1万9982人がコロンビアに帰った。
両当事国が加盟する米州諸国機構(OEA)は、緊急外相会議を開いて問題を話し合うことにしたが、この案は否決された。「南米の問題は南米で」というベネスエラの主張が支持され、ウナスールを中心に打開策を探ることになった。