2015年9月3日木曜日

汚職事件関与で窮地のグアテマラ大統領が辞任

 グアテマラのオットー・ペレス=モリーナ大統領は9月2日、国会に文章で辞表を提出した。ペレス=モリーナは、「ラ・リネア」と呼ばれる税関絡みの大規模な汚職事件の主犯格として告発され、国会は1日、大統領の免罪特権を剥奪。裁判所は同日夜、逮捕状を出していた。

 これまで辞任せず、来年1月までの任期を全うすると主張していたが、国会による特権剥奪と逮捕状発行を受けて急遽、辞任を決意した。

 検察は既に取り調べる態勢をとっている。6日には次期大統領選挙が予定されている。選挙は、大統領に昇格する副大統領の下で実施されることになる。