ベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領は9月4日、カタールの首都ドーハに到着、タミド・ビン・ハマド首長と会談した。大統領はヴェトナムと中国を歴訪後、カタールを訪れた。
マドゥーロは5日、ジャマイカ東北部の保養地モンテゴベイに行き、カリブ石油連帯機構(ペトロカリーベ)首脳会議に」出席する。
次いで6日、首都キングストンでポーシア・シンプソンミラー首相と会談。その後、「シモン・ボリーバル文化センター」の開場式に臨む。
南米北西部の解放者ボリーバル(1783~1830)は、戦いに敗れ1815年、英植民地だったジャマイカに亡命した。その折、モンテゴベイ近郊の英国系ジャマイカ人ヘンリー・ギジェンの書簡に応えて、キングストンから返信を出した。
それが有名な「ジャマイカ書簡」で、1815年9月6日付だった。その100周年にちなみ文化センターが開かれる。
書簡は、ラ米解放闘争の経過と展望に言及、英国の独立派支援を促している。だがボリーバルは、捲土重来を期して、ハイチから支援を受けることになる。