ラウール・カストロ玖国家評議会議長は9月15日ハバナで、来訪中のナミビア大統領ヘイジ・ガインコブと会談した。両国は1990年3月に国交を樹立、今年はその25周年に当たる。
クーバはナミビアの隣国アンゴラで、侵略していた南アフリカ白人政府軍(当時)を80年代末撃破し、南アの支配下にあった南西アフリカ(ナミビア)の解放・独立に貢献した。このため、両国は「特別の関係」にある。
ラウールは28日には、国連総会での初の演説を予定している。同議長の下では従来、外相が演説していた。
クーバを19日、フランシスコ法王が訪問する。法王は次いで訪米する。法王は玖米国交再開交渉を陰で支えた功労者だった。
クーバの国連ジュネーブ駐在代表アナジャンシ・ロドリゲスは15日の人権理事会で、「人権問題を政治化し、二重基準で、特定国攻撃に用いるのでは立ち行かなくなる」と述べ、米欧諸国を暗に批判した。
一方、メヒコのアエロジェット航空は15日、メヒコ市-玖バラデーロ便と、墨モンテレイ-ハバナ便を10月15日開設する、と発表した。同社は既にメヒコ市-ハバナ便24便、カンクンーハバナ便14便を運航している。
アエロジェットは2005年設立された。国際線はクーバ便のほか、ボゴタ、サンホセ、グアテマラ市、サナントニオ、ヒューストン、ラスベガス、マイアミ、ニューヨーク各便を運航している。
モスクワでは15日、クーバ国鉄の貨物輸送能力拡大のため、ロシア製貨車363両をクーバが買い付けるきつけることが決まった。うち163量は、砂糖専用輸送車。