フランシスコ法王は20日ハバナ、21日オルギン市でミサを執り行った後、22日、サンティアゴ郊外のクーバ守護聖母コブレの小聖堂でミサをした。
法王は、「クーバ人は痛みと欠乏があったにも拘わらず、神への信仰を止めなかった」 と指摘、1959年元日のクーバ革命から90年代初頭まで30年余り、カトリック信者が置かれていた厳しい時期に暗に言及した。
ラウール・カストロ国家評議会議長以下、最高幹部らはハバナ、オルギンに続き3度目のミサに出席、玖米和解を仲介した法王に最大限の感謝を表した。
法王は、聖母コブレ小聖堂からサンティアゴ市までの約20kmを車で移動、沿道の市民たちに祝福を送り、サンティアゴ大聖堂でミサをした。
その後、サンティアゴのアントニオ・マセオ国際空港から特別機でワシントンに向かった。機内で法王は、同行記者団に「当初メヒコのフアレス市から陸路、米国入りするつもりだったが、玖米和解が進んだため変更した」と明かした。
法王は22日午後、ワシントンに到着、バラク・オバーマ大統領夫妻らに迎えられた。