2014年10月3日金曜日

ベネズエラの夕べでオリヴァー・ストーン監督「我が友ウーゴ」上映

 ベネスエラ映画と対話の夕べが10月2日夜、東京のセルバンテス文化セントロで催された。オリヴァー・ストーン監督・出演のドキュメンタリー「我が友ウーゴ」(56分)は、故ウーゴ・チャベス大統領の生き方を、腰部癌に罹ってから死ぬまでの期間、撮影し描いている。

 ニコラース・マドゥーロ、ホセ=ビセンテ・ランヘール、エリーアス・ハウーア、ディオスダード・カベージョ、ラファエル・ラミーレス、アダン・チャベス、シリア・フローレスらベネズエラの要人たちが、ストーンからインタビューされる。

 亜国、ボリビア、ウルグアイ、ブラジル、エクアドール、コロンビア、クーバの最高指導者らも同じく登場する。近年のラ米政治地図を理解するうえで興味深い内容だ。

 映画に続いて、3度目の来日を果たしたベネスエラ中央大学(UCV)教授・法学博士のルイス・ブリート氏が、ジャーナリスト伊高浩昭の質問に答えて、チャベスやベネズエラ情勢について語った。

 チャベスについては、「人間的でありすぎ、敵を許した。それが弱さだった」と指摘した。引き続き、会場からの質問に応じた。

 近く「ラテンビート」映画祭で、シモン・ボリーバルの生涯を描く「解放者(エル・リベルタドール)」が上映される。