憲法違反の安倍戦争法案は7月16日、衆議院本会議で審議不十分なまま強行採決に付され、可決された。平和憲法は断末魔の声を上げている。
英国紙ザ・タイムズ: 「日本人兵士は国外で戦うことができるようになる」の見出しで速報。
英ロイター通信: 「安倍は抗議行動にも拘わらず衆議院を通した」を見出しに。廃案を求める15日からの抗議デモは、主催者発表で10万人、と伝える。
知日派米人ジャーナリスト、ジェイク・アデルスタイン: 「安倍は首相としての最後の日々にあるのか」の見出し。安倍は立法化で勝つだろうが、日本の平和主義を変えるのには失敗した。大規模な抗議行動に直面している安倍は、祖父(岸信介元首相)が55年前に犯した過ちを繰り返すのではないかとの見方がある。アニメーションの宮崎監督が法案に反対を表明した時、安倍は国民の支持を失った。有権者多数派や学者の大勢は反対している。安倍が副総理に据えた麻生太郎(元首相は、ナチ党に学ぶべきだと先ごろ発言している。
2015年7月16日木曜日
2013年1月1日火曜日
池袋立教で1月19日、ベネズエラ大使講演会
☆★☆★☆謹賀新年2013★☆★元日-東京
▼▼▼昨年は、我々日本人に広くいきわたっている「反知性」がマスメディアに充満して結晶となり、それが有権者を「反知性」に一層駆り立て、恒常的な「反知性」が際立つ国会議員たちを安穏とさせ、あのような「反知性」政権ができてしまいました。
▼経済発展に知性の発展が伴わないと、このようなひどい、恥ずべき状況となります。
▼しばらくは「反知性」であることによる罰を受けるのに甘んじなければならないでしょう。しかし時代に逆行する国家全体主義の「憲法改悪」、放射能汚染にも懲りない「原発立国」、古い「社会保障冷遇・富裕層優遇」の政治には反旗を翻さねばなりません。
★この元日、キューバは革命勝利54周年を迎え、「革命体制55年目の年」に入りました。新年は「モンカーダ兵営襲撃蜂起60周年の年」でもあります。しかし、キューバ人は今や、社会主義体制に強い懐疑心を抱いています。
★ラ米左翼の希望の太陽だったベネスエラ大統領ウーゴ・チャベスは、政治生命どころか生命の危機に陥っています。1月10日の新任期就任式へのチャベスの出欠が情勢の当面の分岐点になります。
★1月19日(土)1500~1800、立教大学ラテンアメリカ研究所主催の「駐日ベネズエラ大使講演会」があります。「チャベス以後」が中心テーマになるはずです。
★会場は、立教池袋キャンパス14号館3階D301教室。先着170人。予約不要・入場無料です。問い合わせは、電話03-3985-2578です。
★講師は、セイコウ・イシカワ大使。演題は「チャベス政権20年の意味」。逐次通訳が付きます。
★講演後、大使と伊高(司会)との対談、会場との質疑応答があります。どうぞお出かけください。
2012年8月31日金曜日
「維新」とは復古主義か
★大阪市の現職市長が「維新」を標榜している。144年前、1868年の明治維新に発想の源があるのは疑いない。何が市長の目指す「維新」なのか?
★市長は最近、旧日本軍慰安婦問題に関する「河野談話」に疑問を挟む発言をした。そして、同談話批判の急先鋒、安倍元首相と「急接近」していると伝えられる。安倍は、戦後最たる右翼(ライトウィング)政権を率いた岸信介の孫であり、「祖父を尊敬する」と強調してきた。
★日本政界の右翼党である自民党の中の右翼派閥・町村派に安倍は属している。平和憲法の手直しに執念を燃やす安倍は政界における、現代国家主義、復古主義の代表格と目されている。それと連携する構えを見せる大阪市長の「維新」とは、「いつか来た道」に後戻りする復古主義以外の何なのか。思想の自由を求める学校教師への締め付けの態度からも、国家主義や復古調はうかがわれていた。
★日本は、中国、韓国、ロシアという近隣3国との外交関係がぎくしゃくし、北朝鮮とは外交関係がいまだにない。東シナ海、日本海、オホーツク海の波は昨今、一層高く荒くなっている。そんなときには、A紙が指摘するように「枝でなく幹を見る」政治家、あるいは「木でなく森を見る」政治家が不可欠だ。国際情勢を直視しない、内向きの狭い復古調では何も変わらない。いや、事態を悪化させるばかりだろう。
★政治や行政の「能率」を求める大阪市長の政策には、一考に値するものもないわけではない。だが、そうした「能率」に、歴史や思想をめぐる復古政策が伴うとしたら、全くいただけない。何が目指す「維新」なのか。市長は連携を模索する前に、全体像を明確に示すべきである。
★マスメディアも、市長絡みの政局報道に熱中せずに、この点を追求すべきだ。
2012年7月4日水曜日
TBSラジオで、メキシコ大統領選挙戦を語る
★☆★7月6日(金曜日)夜のTBSラジオ番組「Dig」の時間帯2230~2330に、先日のメキシコ大統領選挙戦の問題点、6月下旬のパラグアイでの<国会クーデター>による大統領追放の波紋、10月7日のベネズエラ大統領選挙の展望を柱に、ラテンアメリカ情勢を話し合います。
☆出演は伊高と、パーソナリティーを務めるジャーナリストの青木理さんです。聴いてください。
☆出演は伊高と、パーソナリティーを務めるジャーナリストの青木理さんです。聴いてください。
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