米州諸国機構(OEA)の事務総長に5月26日、ルイス・アルマグロ前ウルグアイ外相が就任した。任期は5年。
新総長は、3月18日に選出されていた。前総長ホセ=ミゲル・インスルサ元チレ外相は米国寄りの姿勢が目立った。
新総長は、1962年に事実上、米国の圧力でOEAを追われたクーバの復帰を最大の課題としている。
2015年5月27日水曜日
2015年3月19日木曜日
米州諸国機構の次期事務総長にウルグアイのルイス・アルマグロ選出
米州諸国機構(OEA)は3月18日、ワシントンの本部で外相会議を開き、次期事務総長に、ムヒーカ前ウルグアイ政権の外相だったルイス・アルマグロ(51)を選出した。
5月26日、2期10年務めてきた現事務総長ホセミゲル・インスルサ(元チレ外相)に代わって就任する。
アルマグロは、加盟34カ国の秘密投票で、賛成33、棄権1で当選した。他に候補はいなかった。副事務総長にはベリーズのネストル・メンデスが選ばれた。
アルマグロは当選後の挨拶で、米州で唯一OEAに加盟していないクーバの復帰に尽力すると述べた。クーバは米国の圧力で1962年追放された。
今世紀になってから、その追放決議は破棄されたが、クーバは復帰していない。だが、パナマで4月開かれるOEAの第7回米州首脳会議には、初めて招かれてラウール・カストロ議長が出席を予定している。
5月26日、2期10年務めてきた現事務総長ホセミゲル・インスルサ(元チレ外相)に代わって就任する。
アルマグロは、加盟34カ国の秘密投票で、賛成33、棄権1で当選した。他に候補はいなかった。副事務総長にはベリーズのネストル・メンデスが選ばれた。
アルマグロは当選後の挨拶で、米州で唯一OEAに加盟していないクーバの復帰に尽力すると述べた。クーバは米国の圧力で1962年追放された。
今世紀になってから、その追放決議は破棄されたが、クーバは復帰していない。だが、パナマで4月開かれるOEAの第7回米州首脳会議には、初めて招かれてラウール・カストロ議長が出席を予定している。
2013年6月8日土曜日
「アンティグア宣言」採択し、米州諸国機構外相会議終了
グアテマラのアンティグア市で6月4~6日、米州諸国機構(OEA、OAS)の第43回総会(外相会議)が開かれた。キューバを除く加盟34カ国の26外相、3副外相、5OEA大使が出席した。
会議は「アンティグア宣言」を6日採択した。麻薬問題を討議する新しい場の設定と麻薬取締強化が柱だ。「麻薬合法化」さえ口にするグアテマラ大統領オットー・ペレス=モリーナの意向がある程度反映された。
OEAは来年特別総会を開き、2016~20年の麻薬戦略を策定することになった。
会議は5日、「米州反人種差別・不寛容協定」を採択した。マヤ先住民とマプーチェ先住民をそれぞれ弾圧しているグアテマラとチリが署名を留保した。
ロビー外交では、エリーアス・ハウアVEN外相とジョン・ケリー米国務長官の会談が脚光を浴びた。双方は、大使級外交関係復活を目指し交渉を開始することを決めた。
ハウアVEN外相と、マリーア・オルギンCOL外相との会談も注目された。サントスCOL大統領がVEN野党指導者と会談したことや、同大統領がOTAN(NATO)接近策を打ち出したことで緊張していた両国関係は、近い将来、首脳会談を開く方向でひとまず落ち着きを取り戻しつつある。
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