2013年6月5日水曜日

ビクトル・ハラが゙「最も反逆的だった歌手」に選ばれる


 米誌ローリングストーン(1967年創刊)は6月4日、「最も反逆的だった歌手15人」を発表した。ラ米からただ一人、チリ人カンタウトール(シンガーソングライター)のビクトル・ハラ(1932~73)が選ばれた。

 選考理由は、「ハラの歌がピノチェー軍政にとって大変な脅威だったため、ハラは拷問され殺害された」というもの。ハラの「鉱夫の歌」は、1970年のチリ大統領選挙に出馬したサルバドール・アジェンデ候補の得票1位確保を助けた、とも評された。

 他の14人には、米マリリン・マンソン、英エルヴィス・コステロ、アイルランドのシネーアド・オコナーら。

2013年6月4日火曜日

日本はブラジル人選手無しで初めてサッカーW杯進出、と伯紙速報


 日本のサッカーW杯ブラジル大会への、開催国ブラジルを除く「進出決定第1号」のニュースは、ラ米諸国に拡がりつつある。

 注目されるのは、ブラジルの有力紙オ・グロボ電子版の速報だ。「日本は初めて日本に帰化したブラジル人選手無しでW杯本大会に進出することができた」と指摘し、ロペス、サントス、タナカの過去の帰化人3選手の名を挙げている。

コロンビア大統領が「将来の加盟視野にNATOに接近する」と発表


 コロンビア(COL)のフアン=マヌエル・サンチェス大統領が、「将来の加盟を視野にCOLはOTAN(オタン=北大西洋条約機構=NATO)への接近策をとる」と発表し、ラ米に大きな波紋を投げかけている。

 大統領は6月1日、「まず今月、国防相がOTANとの協力協定に調印する」と明言した。「ハバナでのFARCとの和平交渉が成立すれば、国軍を世界の他地域に展開させることが可能になる。COLは大きな発想を持つ。世界の良い国になるために 」とも語った。

 先月26日、COLをジョゼフ・バイデン副大統領が訪問した際、この問題が話し合われた。米国務省は3日、COL加盟支持を表明した。

 COL政府筋は、「OTANへの加盟は当面ないが、COLはOTAN会議に今年出席しており、両者が何らかの合同行動をする可能性が生まれつつある」と述べた。

 一方ブルッセルのOTAN本部は3日、COLとの協力関係には関心があるが、COLは「北大西洋沿岸国」という条件を満たさないとして、当面COL加盟はありそうもない、との考えを示した。だが、「現在、OTANとCOLは機密情報交換合意のための交渉過程にある」と明らかにした。

 ラ米は「ラ米統合を乱す」と、激しく反発している。ボリビアのエボ・モラレス大統領は3日、「ラ米人民に対する脅威、挑発、陰謀だ」とCOLを非難し、「欧州やアフリカを侵略してきたOTANに加盟したいとはいったいどういうことか」と反駁した。

 ベネズエラのニコラース・マドゥーロ大統領は3日、「COLに再考を促す」と述べ、「ラ米はウナスール(南米諸国連合)とラ米・カリブ諸国共同体(CELAC)として対応すべきだ」と強調した。

 同大統領はまた、ウリーベCOL前政権による米軍へのCOL7軍事基地共同使用許可の決定よりも悪い、と非難した。大統領は国軍高官との会合では、「OTANはCOLを通じて、米政府が決定する戦略を南米で実行することになりうる」と強い懸念を表目した。

 マドゥーロもモラレスも、ウナスール安全保障理事会(防衛理事会)の緊急開催を要請した。 

 COLがこの時期にOTAN接近策を発表したのは、グアテマラのアンティグア市で4~6日開かれる、米州諸国機構(OEA)の第43回総会(外相会議)を意識してのことである。

  

チリ人は来年から査証無しで90日間米国滞在可能


 チリのセバスティアン・ピニェーラ大統領は6月3日ワシントンで、ジョン・ケリー国務長官と会談した後の記者会見で、チリ人は来年から査証なしで米国に90日まで滞在できることになった、と発表した。ラ米では初めて。

 大統領は、ここに至るまでチリは米国が要求する条件を満たしてきた、と強調した。現在、年間20万人のチリ人が訪米している。

 ピニェーラは4日、バラク・オバーマ大統領との首脳会談に臨む。 

2013年6月3日月曜日

ホンジュラスが一部原油代金を物資で支払いへ


 オンドゥーラス(HON=ホンジュラス)とベネズエラの原油輸出入協定の内容が6月1日明らかになった。HONは、輸入代金の60%を現金か物資の現物で支払い、40%は25年間、年利1%で返済する。

 HONは当面、毎月2000万ドルを牛肉、鶏肉、鶏卵、オレンジ濃縮ジュース、椰子油、フリホール豆、カフェー、玉蜀黍粉の現物で支払う。将来的には、これを月6000万ドルに拡大する。

 HONはマヌエル・セラヤ大統領時代に、ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領(故人)が主導していた米州ボリバリアーナ同盟(ALBA)と、ペトロカリーベ(カリブ連帯石油機構)に加盟した。だが09年6月の軍民クーデターでセラヤが追放されると、後継の右翼政権はいずれからも脱退した。

 クーデター体制制度化のために2010年に生まれたポルフィリオ・ロボ現大統領は、安い原油が必要なため復帰を望み、先月5日、ペトロカリーベ復帰が認められた。

 次期大統領選挙は11月10日に予定されるが、セラヤ元大統領夫人シオマラ・カストロが最有力候補と目されている。  

  

2013年6月2日日曜日

エル・サルバドール大統領が施政報告で治安確保を強調


 エル・サルバドールのマウリシオ・フネス大統領は6月1日、就任4周年を迎えた。任期最終年開始に当たるこの日、国会での施政報告演説で、青少年暴力団「マラス」2組織を交渉によって「和平」に導き、殺傷事件や恐喝事件を激減させ、治安確保に成功したと、過去1年間の施政の成果を強調した。

 大統領はまた、「人間・社会開発省」を新設したことを、成果に挙げた。ラ米諸国では、弱肉強食の新自由主義経済政策による歪んだ社会状況を矯正するため、この種の省庁の新設が増えている。

 次期大統領選挙は来年2月2日実施される。政権党「ファラブンド・マルティ民族解放戦線」(FMLN)は、政権維持を狙う。フネスは、初代FMLN政権の大統領である。

 大統領は「私の政権の実績は、政権継続を保障する」と、自信を示した。大統領の連続再選は憲法法で禁じられており、別の人物が出馬する。

2013年6月1日土曜日

ホンジュラスで古代マヤ都市跡発見さる


 オンドゥーラス(ホンジュラス)人類学・歴史研究所(IHAI)は5月31日、コロン、グラシアスアディオス両県にまたがる密林で、隣接する二つの古代マヤ遺跡(都市跡)を発見した、と発表した。「第1白亜都市」と命名された。

 一方の遺跡は去年発見され、調査をしていたところ、もう一方の遺跡が最近見つかった。両方を合わせた面積は、この国最重要のコパーン遺跡の3倍になる。

 米コロラード州立大学の調査団が発掘作業に当たってきた。その団員は、「マヤ文明解明上、世紀の発見になる可能性がある」と見ている。