2015年3月2日月曜日

ベネズエラ外相が「米政府の攻撃政策」を警告

 ベネスエラのデルシー・ロドリゲス外相は3月1日、ジャーナリスト、ホセ=ビセンテ・ランヘール(元副大統領)がキャスターを務める民放TV番組で、米政府は近く、国名を特定せずにその国を攻撃する権限を承認するよう議会に求めるもようだ、と述べた。

 外相は、「テロ対策」を口実にしているが、ベネスエラだけでなく世界にとって危険だと国際社会に警告したい、と語った。

 米政府は2014年にベネスエラに対する内政干渉声明を103回発し、今年既に65回発している、と外相は指摘した。

 ロドリゲスはまた、米政府はベネスエラの「人権問題」を取り上げるが、米政界の最悪な点は、自国内の人種主義や未成年就業などの人権違反に対処しないことだ、と強調した。

 外相は、米国には受刑囚250万人がいるとし、その37%および、死刑囚の75%はアフリカ系だ、と述べた。

 一方、カラカスの米大使館は2月28日、米人宣教師4人が25日逮捕され尋問された後、28日釈放され、出国したと明らかにした。4人はマラカイで教会を設置しようとしていたという。

 ニコラース・マドゥーロ大統領は、海岸地方でべネスエラの不安定化工作に動員する要員を探していた米国人を逮捕した、と語っている。