2015年3月14日土曜日

ブラジルでルセフ政権支持デモ実施さる

 ブラジル13州で3月13日、ルセフ労働者党(PT)政権支持、国営石油会社ペトロブラス防衛、同社をめぐる汚職糾弾のためのデモ行進が実施された。

 PTを支持する労連CUT、土地無し運動MSTが組織した。15日に予定される反政府派のルセフ政権打倒デモに先駆けて、政府支持デモを打った。

 反政府派右翼は、ネット上で、ルセフ政権打倒のため軍事介入を求めている。ベネスエラ右翼のマドゥーロ政権打倒の陰謀と手法が酷似している。

 ペトロブラス汚職事件で、政治家47人に嫌疑がかけられている。上院議員12人、下院議員22人が含まれており、最高裁判所は議員らの法的追及不可の特権を停止、捜査対象とすることを承認している。

 2期目に入って間もないルセフ政権は、経済不調もあって、窮地に立たされている。