亜国司法・人権省は8月10日、前日実施された大統領選挙予備選の結果を発表した。得票1位は、ペロン派左翼のフェルナンデス現政権の候補ダニエル・シオーリで38・11%だった。開票率は97・84%。
2位は、新自由主義路線のマクリで24・28%。だが選挙連合内の他の3候補への票を加えると30・07%になる。同3候補は敗れ、同連合候補はマクリに一本化される。
3位は、ペロン派伝統派(保守)のマサで14・23%。選挙連合内他候補票を合わせれば20・63%になる。
この結果から10月の本選挙では3候補とも当選条件を満たせず、決選にシオーリとマクリが進出し、シオーリがマサ票を吸収して当選するか、マクリとマサが連合して勝つかが焦点となる。
政治評論家らには、シオーリとマサがペロン派同士、手を組む公算が大きい、と見る向きが多い。