コロンビアのJM・サントス大統領は8月27日、ベネスエラ政府が北部国境を閉鎖し、コロンビア人を送還していることに関し、カラカス駐在のコロンビア大使を召還し事実関係を確認したうえで、南米諸国連合(ウナスール)に緊急外相会議招集を要請するよう、マリーア・オルギン外相に命じた。また米州諸国機構(OEA)にも議題として取り上げるよう要請することを指示した。
大統領は国境地帯のククタ市で、追放されてきたコロンビア人たちと既に会合し、生活支援を約束している。
ベネスエラは、コロンビア人武装集団や密輸を取り締まるため、北部国境を60日間の「異例事態」(非常事態)を発動、国境を閉鎖している。