メヒコの教員養成学校生43人強制失踪事件を調査してきた米州人権委員会(CIDH)は8月28日、同委専門家派遣団のメヒコでの活動を11月2日まで続けると発表した。
昨年11月のメヒコ政府との合意に基づき活動してきた派遣団は9月2日に活動期限が切れることになっていたが、政府との合意で2ヶ月間延長された。
派遣団は、事件が起きたゲレロ州イグアラ市に駐屯する陸軍第27大隊の兵士26人からの直接事情聴取が終わっていない、と強調している。政府が調節聴取を認めないためだ。
国軍兵士が何らかの形で強制失踪事件に関与していたとすれば、連邦政府の直接責任が問われることになる。