2015年8月27日木曜日

メキシコ学生43人強制失踪事件から11カ月

 メヒコの教員養成学校生43人が昨年9月26日、ゲレロ州イグアラ市で強制失踪させられてから11カ月経った8月26日、家族、学生、支援団体の人々はメヒコ市中心部の憲法広場(ソカロ)まで市内を行進した。

 一行は市内にある各国大使館、国際外交機関支部などを回り、事件解明への支持を訴えた。特にメヒコ政府が、事件の一部に関与した可能性のあるイグアラ市駐屯陸軍大隊への直接調査を拒否していることに関し、各国がメヒコ政府に圧力をかけるよう求めた、と伝えられる。

 事件1周年の9月26日、ローマ法王フランシスコが米国のフィラデルフィア市で信者との集会を開く。失踪した43人の家族らは同地に行き、法王に事件解決への仲介を求めることにしている。