ドイツのアンゲラ・メルケル首相は8月20日ブラジリアでヂウマ・ルセフ伯大統領と会談し、両国首脳会談を2年ごとに開くなど政府間協議の場を確立することで合意した。
同首相に同行している閣僚6人、副相5人は、ブラジルの約20人の閣僚と会合した。
双方は、経済・投資、科学技術、再生可能エネルギー、教育、環境、海洋調査、港湾などの協力協定に調印した。環境では、とくにアマゾニア(アマゾン川流域)保護のため、ドイツが借款、贈与合わせて5億ユーロを提供することが決まった。
両首脳はまた、伯亜ベネスエラなど南米5カ国が加盟する南部共同市場(メルコスール)と欧州連合(EU)の間で先ごろ再開された自由貿易協定交渉を評価した。