2012年3月17日土曜日

「3・11後の文明を問う」が単行本に

▽▼▽このブログでも紹介した共同通信社取材班による連載「3・11後の文明を問う-17賢人のメッセージ」が、太郎次郎社エディタスから『世界が日本のことを考えている』という題名の単行本として出版された。文芸評論家の加藤典洋が解説を書いている。

▼語り手である賢者、知識人たちと、聞き手であるジャーナリストたちの合作であり、上質のジャーナリズムである。

▽「人災なんてもんじゃない、国家と企業による歴史的犯罪だ」と、人々が断言する東電福島原発の放射能流出をもって、「東日本大震災」は世界史に刻み込まれた。これを世界の考える人たちは、どう受け止めているのか。それが、このシリーズ記事のテーマだった。

▼<マスコミズム>の堕落は言っても始まらない。ジャーナリズムが踏ん張って、放射能に覆われた日本と周辺の時間と空間を打開していかねばならない。この本には、そんな鍵が詰まっている。