▽▼▽キューバ政府は3月31日、聖週間(復活祭週間)の聖金曜日(ビエルネス・サント)を休日にすると発表した。ことしは4月6日がその日で、半世紀ぶりに休日となる。
▼このほどキューバを訪問したローマ法王ベネディクト16世が、ラウール・カストロ国家評議会議長との会談で申し入れていた。ラウールはこれに応じ、誠意を示した。
▽1998年に前法王ヨハネパウロ2世が訪れた折には、フィデル・カストロ議長(当時)に、12月25日のナビダー(クリスマス)を休日にするよう申し入れ、フィデルはこれに応じた。
▼キューバ政府は、1991年にソ連が消滅し、<無神論>の社会主義への信頼が薄れたことによりキューバ人民に生じた心の空洞を埋めるため、カトリック信仰に寛大になった。