メヒコ在住51年の画家竹田鎮三郎(79)が9月13日から10月19日まで、山形県酒田市の酒田市美術館で、「メキシコの大地・生命への讃歌」と題して作品展示会を開く。
問い合わせは、同美術館・電話0234-31-0095。9月14日には、美術評論家堀尾眞紀子との対談がある。
竹田画伯は愛知県瀬戸市出身。東京芸大美術学部を卒業し、1963年メヒコに渡った。首都の大統領政庁に隣接する国立文化博物館(UNAM美術学部)に勤務した後、79年に南部のオアハカ市に移り、オアハカ大学美術学部教授を務めてきた。メヒコ人と日本人の教え子は数多い。
竹田は、ディエゴ・リベラに象徴されるメヒコ流に日本的な味を加えて、独自の作風を確立した。
実弟竹田邦夫は彫銀師で、メヒコ在住40年。銀の町タスコでの修業を経て、メヒコ市で制作している。9月半ば東京で、銀細工の展示販売会を開く。