2014年9月29日月曜日

ペルー政府がクスコ州内の地震被災地の移転を検討

 ペルーのオヤンタ・ウマーラ大統領は9月28日、大地震が27日発生したクスコ州内のミスカ村などに90日間の災害非常事態を発動した。

 大統領はまた、被害のひどいミスカを別の地に移転させる計画を検討中だと明らかにした。

 ミスカでは人口750人のうち575人が被災し、8人が死亡、5人が負傷した。145戸の家屋は、すべてが泥を煉瓦状に固めて乾燥させたアドーベ製で、地震にもろい。多くが全半壊した。

 スペイン植民地時代の18世紀に建設されたカトリック教会も崩落した。今回の地震はM4・9だったが、震源がミスカ一帯直下の地中8kmだったため、振動が激しかった。