2015年10月27日火曜日

ハイチ大統領選挙は12月27日の決選が不可避か

 カリブ海のアイチで10月25日実施された大統領選挙は50人強の候補が乱立、12月27日の決選が不可避と見られている。暫定選挙理事会(CEP、中央選管)のピエール=ルイ・オポン議長は、「暫定的結果は10日後に判明する」と語った。

 大方の見るところ有力候補は、野党「進歩のための代替同盟・アイチ解放」(LAPEH)のジュドゥ・セレスチン、政権党「スキンヘッド・アイチ党」(PHTK)のジュヴェネル・モイス、「貧者の味方」モイス・ジャン=シャルル、ラバラス家族党(FL)のマリース・ナルシスら。

 「テトゥ・カレ(スキンヘッド)」とは、ミシェル・マルテリ現大統領の風貌を指す。FLは、ジャン=ベルトゥラン・アリスティド元大統領派の政党。セレスチンの後ろ盾は、ルネ・プレヴァル前大統領。

 次期大統領は来年2月就任、任期は5年。マルテリ大統領は本職の歌手「スウィート・ミッキー」に戻るという。