ベネスエラ政府は10月1日、同国経済が昨年4%縮小した、と明らかにした。国際原油価格の低迷で前年比210億ドルの減収となったことや、超インフレが響いた。
外交面では1日、ベネスエラは米州諸国機構(OEA)の輪番制議長国になった。12月末まで3カ月務める。デルシー・ロドリゲス外相は、OEAを米州人民のためになるよう改革すべき好機だ、と述べた。
外相は、帝国主義(米国)は覇権主義的利益のために人権問題を二重基準で政治的に利用してきたが、この悪しき習慣を打破すべき時だ、と強調した。
一方、国境の治安問題を話し合うため、コロンビア・カリブ海岸のサンタマルタ市で2日、同国とベネスエラの国防相会談が開かれることになった。これは、9月キトで開かれた両国首脳会談で合意されていた。