キューバ共産主義青年同盟(UJC)の機関紙「フベントゥー・レベルデ」(反逆青年、JR)が10月21日、創刊50周年を迎えた。1965年のこの日、タルデ紙とメージャ誌が合体して創刊されたJRは当初、タブロイド版で、発行部数は6万5000部だった。
66年1月、4万5000分に減ったが、翌月、大型版になり、8万部に増えた。第1版は首都ハバナ以外の国内各地で朝刊として配布され、第2版はハバナで夕刊として発行された。
共産党機関紙「グランマ」の弟分の新聞として親しまれてきた。現編集長はマリーナ・メネンデス。第7代編集長は、ブルーノ・ロドリゲス現外相が務めた。
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国営クーバ石油会社(CUPET)は10月21日、クーバ島北西のメヒコ湾にあるクーバ経済水域で2016年末か17年初めに海底油田の採掘を始める計画だ、と明らかにした。
国営ベネスエラ石油(PDVSA)、およびアンゴラ石油(SONANGOL)と組んで、7000mの深海で1カ所ずつ計2カ所掘る計画だが、3か所になる可能性もある。
同海域海底油田の埋蔵量は豊かと判断されてきたが、これまでCUPETと合弁で採掘してきた諸外国の石油会社は油田を掘り当てていない。
クーバ海域での採掘は長年、米国による経済封鎖に影響されてきたが、昨年来、国際原油価格の低迷が石油会社の新たな開発投資意欲を殺いでいる。
現時点では、米石油会社からの採掘・生産をめぐる商議はない。法的問題もあって、米企業が採掘分野で殺到してくることはないもよう。
クーバは日量10万バレルの原油を陸地で生産し、日量数万バレルをベネスエラから供給されている。ベネスエラからの供給量は、かつては日量10万バレルだったが、昨年来、6~7万バレルに減っているとの情報がある。