ボリビアのエボ・モラレス、ベネスエラのニコラース・マドゥ-ロの両大統領は10月13日、コチャバンバ郊外のティキパヤで会談し、両国が協力し合い共同開発するための「2015~25年特別計画」を来年1月結ぶと発表した。協力分野は経済、通商、エネルギー、科学調査、軍事などで、1月に関係閣僚会議が開かれる。
マドゥーロは先週ハバナで、ラウール・カストロ玖国家評議会議長と「2015~30年特別計画」を結んでいる。両計画とも、米州ボリバリアーナ同盟(ALBA)の枠内で遂行される。
マドゥーロは記者会見で、ボリビアの民主・文化革命とベネスエラのボリバリアーナ革命という二つの「共同体革命」は、資本主義後、新自由主義後の開発モデルだ、と指摘した。
両首脳は、09年にボリビア・サンタクルース市郊外の5000m2の敷地に180万ドルで校舎などが建設された「ALBA軍事学校」を軌道に乗せることで合意した。同校はALBA加盟国軍人に反帝国主義教義を植え付けるための教育が目的で、当時のウーゴ・チャベスVEN大統領が創設を決めた。だが機能していない。
両首脳はまた、ブラジルのヂウマ・ルセフ大統領が「ブラジルにクーデターの陰謀がうごめいている」と警鐘を鳴らしたのを受けて、ルセフ大統領に支持と連帯を表明した。